8月になるたびに
2005年 08月 06日
本日は知っての通り原爆が投下されてから
60年と言う月日が経った節目の日です。
原爆で殺された人達に追悼の気持ちを抱くと共に
今後の未来に於いて、核兵器の危険さ、戦争の不毛さ、
平和の尊さをあらためて考える…
と言うのが、
多分普通なのですが、私的には心に痼りがあるのです。
その痼りを代弁してくれている歌があるので
その歌詞の一節を引用します。
♪八月になるたびに 広島の名の 下に平和を
唱えるこの国アジアに 何を償ってきた?
(浜田省吾/8月の歌)
この時期、
テレビもニュースも原爆の特集を組むけれど
その中で“日本がされたこと”の他に“日本がしたこと”を
きちんと伝えているものがあったでしょうか?
言葉は悪いかもしれないけれど、
正直な気持ち、日本は原爆を盾にして
被害者面をしている様に思える。
もちろん被害者の面があるのも事実だけど、
第二次世界大戦はどうして起こったのか、
またどうして原爆が日本に投下されたのか、
その辺りからきちんと伝えず、
一方的に“落とされた”“15万人が死んだ”という事のみを
クローズアップしている様に思えてしょうがない。
そう言う意味では先日の中国の暴動も気持ちは分かります。
それに付随する事なんだけど、
祖父が被爆者だと言う事を聞いていたんだけど
今迄ずっと被爆後に救護に入ったと思い込んでいました。
ですが、先月伯父から
爆心地の近くの兵舎に居て、丁度兵舎から出る時に爆発した
との事を聞き、更に昔はよくその当時の事を話してくれていたそうです。
2年前に祖父は他界してしまったのですが、
どうして生きてる間に聞いとかなかったんだろう…
後悔の気持ちで一杯です。
▲真ん中が祖父
by eos1000s
| 2005-08-06 02:07
| 雑文